・・・

いつにもまして

優しい孝明に、

少し戸惑った。

・・・

「ありがとう、もういいよ」

「ああ」

「孝明」

「・・・ん?」

・・・

私は本題に入ろうと、

話を切り出した。


「昼間の事なんだけど」

「・・・ちゃんと、

話さないとな」

「・・・うん」

・・・

そうして始まった話し合い。

・・・

お互いに思うことを言い合った。

・・・

お互い、

この島が大好きで、

ここでの仕事は気に入っている。

・・・

でも、向こうにも、

孝明を待ってる人たちがいる。