オレは近くをウロウロ・・・

・・・

座って落ち着かなきゃいけないのは

わかってる。

・・・

だけど、

落ち着ける場合じゃなかった。

・・・

しばらくして、

かすかに、

産声が聞こえた気がした。

・・・

が、

それも一瞬の事だった。

・・・

オレの頭の中は、

最悪の事態が駆け巡っていた。

・・・

それからまたしばらくして、

マスクを外しながら、

先生が出てきた。

・・・

オレは先生に駆け寄った。

「先生」

・・・

先生はオレを見つめた。