あなたの体温で癒して・・・②

「あの頃は、何もかもが

上手くいかず、病んでいた。

オレのストレスのはけ口が、

美晴になってしまった・・・

オレの身勝手だってわかってる。

でも、あの時は・・・

止めることができなかった」

・・・

「ふざけたことばかり、

言いやがって」

・・・

右手は、

固く握りしめられていた。

・・・!!

その右手は、

温かな両手に包まれていた。

・・・

驚いて横を見ると、

美晴が立っていた。

「・・みは・・る」

「こんな男…

殴る価値もない・・・

孝明の大事な手を汚さないで」

・・・

そう言った美晴の唇は、

少し、震えていた。