そして時は流れ、あたしは高2を迎えた。

「奈々ちゃん!付き合って下さい!」

「ってか。そのヅラ外してからいって(笑)」



あたしは美人なお母さんに似たらしく何故かこんな性格でももてる。

でも、面倒臭いことは鼻っから嫌いだ。





付き合うなんて、ただの自己満足だとしか思えない。

好きな人を好きな自分が好きで、ただ自分のものだという事実が欲しいだけ。




だから、あたしはそれをさけているのだ。




「あーあ、またかあ。」

「よ、優ちゃん。」


あたしには仲の良い、この優輝 美沙がいれば充分な毎日なのさっ!