彼と夕日に恋をした。

何千回の夕日を見たろうか。


頭は白髪だらけで。


背も縮まって、腰も曲がり。


顔も手も皺くちゃで。


今はひ孫までいる。


だけど。


あの頃と何ら変わりもなく、私は彼の側で、笑っている。


約束、だからね。


"さぽーと"も死ぬまでしてあげる。


ここまで歳をとると、初めてはなくなってくる。


次の初めては恐らく…


この世を彼と旅立つこと。


あの世でも、もう一度会おう。


生まれ変わっても、もう一度会おう。


どんな事があろうと。


何度もこの夕日を見て。


何度も笑顔になって。


何千回、何億回同じ事が起きてもいい。


もう一度、彼を愛せるなら。