揺れる 揺れる 揺れる
あんなに空まで近くなるのに
どうして空には届かないんだろう
*****************
「なつみー何してんの?早く帰ろう!」
「ごめん、ちょっと探し物。先帰っててー。」
「えー?じゃあまた明日ねー。」
確か机の中に入れたはずなのに。
どこにいっちゃったんだろう。
「おかしいなぁー。」
教科書を右へ左へ動かす。
今日は体育も音楽もなかったから、
机に座り通しだった。
だから机の中身も多い。
昨日公園で拾った青いハンカチ。
それが私の探しているものだ。
*****************
「流石に38点はやばいよなぁ。」
私、なつみは公園の遊具に座り込む。
期末テストが今日で終わった。
本来ならば真っ直ぐ家に帰り、コントローラーを握るところだが、そんな場合ではなかった。
「だって英語苦手だもんなぁ…。しかし我ながら38点って…。」
これでは手放しにテスト終了は喜べない。仕方なく、公園で遅い後悔をしているのだった。
10分ほどテストを見つめていたが、いくら見続けても赤で大きく書かれた38は変化しない。
「しゃあない、帰るか。」
この短時間の反省が次に活かされればいいのだが。
そう思いながら、出口へ向かった。
「あ。」
あんなに空まで近くなるのに
どうして空には届かないんだろう
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「なつみー何してんの?早く帰ろう!」
「ごめん、ちょっと探し物。先帰っててー。」
「えー?じゃあまた明日ねー。」
確か机の中に入れたはずなのに。
どこにいっちゃったんだろう。
「おかしいなぁー。」
教科書を右へ左へ動かす。
今日は体育も音楽もなかったから、
机に座り通しだった。
だから机の中身も多い。
昨日公園で拾った青いハンカチ。
それが私の探しているものだ。
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「流石に38点はやばいよなぁ。」
私、なつみは公園の遊具に座り込む。
期末テストが今日で終わった。
本来ならば真っ直ぐ家に帰り、コントローラーを握るところだが、そんな場合ではなかった。
「だって英語苦手だもんなぁ…。しかし我ながら38点って…。」
これでは手放しにテスト終了は喜べない。仕方なく、公園で遅い後悔をしているのだった。
10分ほどテストを見つめていたが、いくら見続けても赤で大きく書かれた38は変化しない。
「しゃあない、帰るか。」
この短時間の反省が次に活かされればいいのだが。
そう思いながら、出口へ向かった。
「あ。」