彼の腕が目の前に降りてきた。 横向きだった身体を正面に向かされて ぎゅっと胸に押しつけられていく。 彼の心臓の音が聞こえてきそう。 何が起こってるの? わけわかんないよ。 しかも苦しいし。 「ね、ちょっと・・・苦しいよ」 「俺にしとけ」 「はい?」