原石のシンデレラ~孤独なお姫様~

━━━━「コンコン」

ノックがして、返事をするとドアが静かに開くと、そこにはふてくされた表情を見せる佐伯くんがいた。


「さ、佐伯くん」 


「━━━兄さん達が迎えに行けって……。たく、ミカドが居るのになんて俺が……」


「━━ありがとう」


……以外と優しいんだ。佐伯くん。

「さ、行きましょうか」


足を進めるんだけど、その度に足元がふらつく。


「━━佐伯様、お嬢様を支えてあげてください。……私は、用事を思い出したので…」

そう言って、そそくさと出て行ってしまった。


「ほら、手貸せよ」


佐伯くんと手を繋ぎ、ゆっくりと足を進める。


「ご、ごめんね?……」


「……別に、ほら気をつけろ、ふらつくぞ………さっきは、悪かったな。」


ふいっと、そっぽを向いて、ぶっきらぼうに謝ってきた。

「……うん」


よくみると、耳が赤い。


………私はそれを見て、小さく笑った