原石のシンデレラ~孤独なお姫様~

「……な、何でもな……へくちッッ…」


「……やはり風邪を引かれたようですね、お先にお部屋に戻っていて下さい。後は私がやりますから」


…………今は1人きりになりたくない。
さっきのこともあるし


「……寂しいから、御門さんのそばに居る」

ソッと私の頭を撫でてくれる御門さんに、ホッとしていた。


「お嬢様が、此処に居たいのなら良いんですよ?、もう少しお待ち下さい」


「…うん」