原石のシンデレラ~孤独なお姫様~

これから始まる高校生活に、胸をときめかしていた。


━━━


「お母さん、これなんかどう?」


薄ピンク色のカーディガンは、色白の母にはとても良く似合うはず。



「えー?、ちょっと若すぎないかしら」

苦笑いしながら母はカーディガンを、まじまじと見つめている。


「大丈夫だって、試着してみれば?」


「そうね…」


母は頷くと、近くにあった試着室に向かって行く。


母が試着を終わるまで、自分の買う服を品定めしていた。


シャー…。「どうかしら」


カーテンが開かれると、恥ずかしそうにする母がいた。


「似合うよ!、それにしなよ」


「えー?…そう?」

「うん、私も買う服見つけたしさ。」


「…じゃあ、これにしようかな」


にっこりと微笑む母の顔が、とてもかわいかった。