翌日……。


♪~~~~。

枕元の携帯が鳴り響き、私は目を覚ました。


着信は、御坂さんの名前が表示されていた。


御坂さんは、昨日病院でお会いした時に、電話番号を交換したのだった。


「━━…おはようございます…」



欠伸をかみ殺し、電話にでると御坂さんは、含み笑いをしていた。


「おはよう、起こしてしまったかな、」


「いいえ…。━━あのぅ、今何時ですか?」


「今…?、10時だけれど…」


「しまった……寝過ぎた」


「昨日はバタバタしていたし、仕方ないよ。よく眠れたかい?」


「いいえ、余り寝た気がしません……。あ、御坂さんこそ、寝てないんじゃないですか?」

「大丈夫、心配しないで。ところで……お昼から会えないかい?」


「昼からですか?…いいですよ」


「じゃあ、家に迎えにいくから」


「わかりました……。でわ」



━━きっと、母の葬儀のことで話し合いするんだろうな。


よし、シャワーを浴びて着替えなくちゃ