授業が終わり先生と挨拶をし、クラスのみんなはぞろぞろと鞄を背負って帰って行く。
それを見送る私。
今日はたまたま日直で先生に提出するものを書いていた。
隣では未だにぐっすりと眠る弥那川くん。
こっちを向いて寝ているおかげで、私の方からはバッチリと弥那川くんの寝顔が見れた。
弥那川くんの睫毛ながっ!
夕日に照らされた弥那川くんの顔に睫毛の影が落ちる。
…書き終わったら、起こしてあげようかな?
私は急いで提出するものを書いていた。
すると不意に、ガラッと教室のドアが開いた。
そこにいたのは、隣のクラスの男の子。
サッカー部のキャプテンの
小林 響也くんが立っていた。
