深夜。

天神学生寮の一室。

「んんんん…」

龍太郎はベッドで魘されていた。

酷い寝汗だ。

眉間に皺を寄せ、胸を掻き毟りながら、何度も呻き声を上げ。

「ほねおりぞんっっっ!」

ガバッ!と飛び起きる。

何だそのうわ言。