龍太郎一味のご無体な学園生活

「惜しいね」

ユラリと立ち上がるレスクレ。

彼を庇うように、蒼黒いモジャモジャした羽のない鳥のような生物が纏わり付く。

「タイマントーナメントの時に折角覚醒しかけた『それ』…今だって居眠り程度の浅いものだろう?揺り起こせばいつだって起きるだろうに」

…龍太郎は既に、己の中に強大な何か…『臥龍』が眠っている事は自覚している。

それでも尚、その力に頼る事は良しとしていない。

「起こしてどうすんだよ?また厨二病よろしく世界征服に利用するなんて言わねぇでくれよ?」

「言わないさ」

龍太郎の言葉にクツクツ笑うレスクレ。

「世界なんて知った事じゃない…僕は君に、より近しい存在になってもらいたいだけさ」