思う存分レディと歌声を奏でられる事の喜び。
その楽しさ、幸せをひしひしと感じていると。
「あー、和音君だぁ」
眼下で声が聞こえた。
…男女の生徒が、こちらを見上げている。
和音が入学当初に初めて知り合った『人間以外』の生徒である、妖怪ろくろ首の少女。
そして彼女が当初から恋焦がれていた、バスケ部の男子生徒。
繋がれたその手を見る限り、恋は成就したようだ。
彼女らもまた、今年度で和音と共に卒業。
同じ天神学園で過ごしてきた、人間ではない、だが、かけがえのない仲間だ。
その楽しさ、幸せをひしひしと感じていると。
「あー、和音君だぁ」
眼下で声が聞こえた。
…男女の生徒が、こちらを見上げている。
和音が入学当初に初めて知り合った『人間以外』の生徒である、妖怪ろくろ首の少女。
そして彼女が当初から恋焦がれていた、バスケ部の男子生徒。
繋がれたその手を見る限り、恋は成就したようだ。
彼女らもまた、今年度で和音と共に卒業。
同じ天神学園で過ごしてきた、人間ではない、だが、かけがえのない仲間だ。