「畜生!ファッキンですっ!」

天神学生寮。

エンリィ・マッドは自分の部屋に帰ってくるなり、制服の上着を床に投げつける!

「スペシャルバカの奴、パンを半分しかくれなかったです!偉大なる新世界の神にパン半分しか貢がないとは何という不信心な!」

無茶ぶりである。

昼ご飯くらい自分のお金で買いなさい。

「シャラップですよ理事長!」

大声で怒鳴るエンリィ。

「あ、あの、エンリィさん…他の皆さんの迷惑になるので大声は…」

管理人の喜屋武が軽くドアをノックして窘めた。