龍太郎一味のご無体な学園生活

「しかしそれは困ったのぅ…時は金なりとも言うし…折角の自由な時間を無為に過ごすのも勿体ない…」

腕組みして思案する筱萠を、アルフレドは横目で見つめる。

時間の使い方など、人それぞれだ。

暇なら好きにしていればいいではないか、くらいが定番のアドバイスだろう。

それを、頭を捻って真剣に考えてくれる筱萠。

何というか、こういうのを愛おしいというのだろうか。

書いているのも恥ずかしいような思考を巡らせるアルフレド。