「メ、メアドと電話番号書いてありますから…春から天神大学…一緒に通えるといいですね…薊さんっ…」

真っ赤な顔をして、お釣りももらわずに喫茶店を駆け出していく男子。

「…………」

釣られたように赤面する薊は、何とビックリ、この美貌でありながら、男に告られるのは初めての事だった。







浦沢 薊18歳、卒業と同時に春の予感…。