(もう…折角の妄想の途中だったのに)

憮然とした顔でレジへと向かう薊。

面倒臭そうな表情で会計をする。

財布の中から、お金を出して薊に渡す男子。

そのお金と一緒に。

「ん?」

彼は手紙を薊に差し出す。