龍太郎一味のご無体な学園生活

と。

カランコロンと鈴の音を鳴らして、喫茶店に男性客が入ってくる。

(何だ、男か…)

チッと軽く舌打ちすらしてしまう薊。

いやいや、チッじゃなくて客だから。

浦沢マスターが買い出しで留守にしている今、客の相手をするのは薊しかいない。

放置していると後でマスターに叱られてしまうので、渋々。

「…いらっしゃい」

無愛想極まりない態度で、薊はお冷やを男性客のテーブルに運ぶ。