四分の一を倒した辺りで、龍太郎達は完全に追い込まれた。

最早防戦一方。

反撃も儘ならず、狒々の軍勢の攻勢に追い詰められる。

「さて、それでは…」

蛇の人外が、グルリと龍太郎の体に巻きついて動きを封じた。

「小僧、お前の身の内の臥龍…我が有り難く頂戴致すかのぅ?」

「ぐ…!」

歯噛みする龍太郎。

これまでか。

悔しさに奥歯をギリリと鳴らす。

その時だった。

「!!?」

男子校の校庭で次々と起こる爆発!

その爆風に、ヤンキーが、人外が慌てて逃げ惑う。