栗花落 苺愛(つゆり まいあ)は一言で言うと絶望的なまでの飽き性である。

いつも刺激を求めている。

自分にすら飽きてしまうので、すぐにキャラが変わってしまう。

例えば。

「おはようございます、ご学友の皆様…今朝も寒いですわね…」

そう言って楚々とした仕草で教室に入ってきて、鞄を机の上に置いたかと思うと。

「この教室寒くね?暖房ぐれぇ付けろっての!」

そう言って、ドン!と両足を机の上に上げる。

まっ、何てお行儀の悪い!

そんな格好したらスカートの中見えちゃいますわよっ!

バルナ辺りならそう言って窘めそうなものだ。

当然、クラスメイトの男子達の視線が苺愛の白い太股に集まるが。

「…なぁに見てんのよぉぉおぁあっ!」

苺愛は絶叫して愛用の自動拳銃FNファイブセブンをぶっ放す。

最後はやや青木 さ○か入っていた。