そんなしまじろう歓喜な妄想の最中でも。

「趣味が悪いな」

龍娘の研ぎ澄まされた鋭敏な感覚は些かも鈍らない。

「用があるのならば目の前に出てくるのが筋というものだぞ…隠れて覗き見などするようならば、物陰ごと蹴り砕かれても文句は言えぬというもの…」

魅惑の美脚が、スゥッと掲げられる。

龍娘得意の無影脚の構えだ。