龍太郎一味のご無体な学園生活

カレンは思うのだ。

退屈しなかった理由は、この学園が居心地がよすぎたから。

寒い冬の日の、僅かな陽だまりのように。

ここにいればいつでもポカポカと暖かい。

決して自分が陽だまりの真ん中にいなくても、いつだって等しく温もりを味わう事ができる。

自分がどんな存在だろうと、日陰に追いやられる事がない。

天神学園とは、そんな場所…。