龍太郎一味のご無体な学園生活

「で、でも」

かなこが声を上げる。

「わ、私は生徒会会計だから、生徒会長の役は…」

「あ、ず、ずるいかなこちゃん!役から逃げないでよっ」

七星が泣きそうな顔をする。

「それを言ったら唯一の男子の涛波君が生徒会長をやる方が…」

「月先輩だって女子なのに生徒会長だっただろう?」

七星の発言に涛波が反論する。

三人とも、天神学園の生徒会長という大任には、些か尻込みしている様子。