「そういえば俺はどうなるのだ?」

そんな事を言うのは吐血博士こと静寂。

「兄貴は知らんが、俺は卒業するけどな。天神大学工学部に進ませてもらう」

クールに呟くのは疾風。

兄がまた留年して永遠の3年生を続ける事になろうとも、そんな事知った事じゃないねと言わんばかり。

「あ、あんたはずっと留年すればいいんじゃない?血を吐くしか能がないんだからさぁ」

キッツイ事を言うカリナだが、その実、静寂が卒業していなくなるのが寂しいだけらしい。

このツンデレめ。

「うっさいわね理事長!」