「では改めまして…」

「「「明けましておめでとぉおぉおぉ」」」

橘邸。

和音、拓斗、花音の橘ブラザーズに加え、鷹雅、フェイレイ、リディル、更には遊里や喜屋武まで上がり込んでいる。

しまじろうと龍娘の結婚披露宴に負けないほどの豪華料理の数々。

これが橘邸のお正月だ。

その殆どが和音が腕を振るったものというから驚くしかない。

「凄いですねぇ…勉強になります…」

美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、喜屋武がそのレシピを覚えようとする。

勉強熱心だ。