「僕がただ嫌がらせで、貴方に冬休み返上の補習授業を課していると思っているのですか?」

「ああ」

「正解っ!」

ビシッと龍太郎を指差す高成。

「という訳で補習を続けましょうか」

話終わっちゃったよ!

「いやいやっ、そうじゃなくてよ、桐木っ!」

ズビシッ!と裏手でツッコむ龍太郎。

「問答無用です」

尚も食い下がろうとする龍太郎に、高成の眼鏡がキラリと光る。