だがここで本命登場!

凄まじい底冷えするような殺気と共に修羅場に足を踏み入れたのは。

「あらあら…皆さん楽しそうで何より…クリスマステロ、満喫していますか…?」

『私が校則です』生徒会代表・白神 月女帝閣下降臨!

ケーキも手にしていない、猛々しさもない、ただ静かに歩を進めているだけにもかかわらず。

「~~~~~っっっ」

他の派閥の面子が一気に動きを止めて息を呑む。

「ケーキを投げている最中は楽しいでしょうけれど…」

月様の白髪が逆立つ。

「この汚れた会場を片付けるのは…一体誰なんでしょうねぇ…?」

あらやだ、月様グッドスマイリング。