「あーっ、美味しいよねぇケン○ッキー」

「僕もよく雛菊ちゃんと食べに行きますよ」

雛菊がニパッと笑い、秋帆も頷く。

「そういう秋帆君達は、何持ってるんですか?」

啓太が秋帆達の持っている包みを見ながら言う。

「じゃーん!雛菊特製オードブルだよぉ!」

どうだ!とばかりに見せ付ける雛菊。

そんなやり取りをするカップル二組に。

「やあ、雛菊にアリスカ、もう来てたんだね」

和音特製の料理持参の橘ブラザーズが。

「あ、あの…すみません…OGがノコノコ来てしまって…」

鷹雅のトラウマになりつつある鍋いっぱいのビーフシチューを携えて喜屋武が。

「そこどいてどいてぇ!ひじりんの特製パンケーキタワーのお通りだよぉ!」

高さ2メートルはあろうかというケーキの搬入を手伝いながらアリーシェが。

「うむぅ、洋風ばかりではつまらんのぅ、あとで竜宮から和風会席でも運ばせるか」

迷惑顔の魚尾と腕を組みながら乙が。

「これだけの料理を持ち寄ってくれるなら、予算も随分浮くわぁ」

電卓をピポパと打ちながらかなこが。

「確かに…一学園のクリスマスパーティーとは思えないな…」

目を丸くしながら涛波が。

次々と集まってくる。