龍太郎一味のご無体な学園生活

紅茶を一口飲んで味を消す面々。

今度は浦沢マスターの喫茶店のケーキだ。

「…美味しい、こちらは王道のケーキですね」

目を閉じ、甘味を堪能するように言うイリア。

「コーヒーや紅茶とよく合うような甘さにしてありますね、まさしく午後のティータイムに相応しいケーキ」

アルフレドが紅茶と楽しみながら言う。

『brown』のパンケーキが万人向けのものならば、浦沢マスターの喫茶店のケーキは大人の味わいといった所か。