「負けませんよ…僕は負けないのです!」

歯を食い縛り、立ち上がるエンリィ。

「最後の一人になっても、僕は圧政に立ち向かうのです!」

いやいや、ただの僻みじゃん。

「重ね重ねシャラップ極まりないのです理事長!」

エンリィ涙目。

「例え敗北しようとも、多勢に無勢の中、勇気を持って戦い抜いた新世界の神エンリィ・マッドの名は、最強の英雄として歴史に燦然と輝きながら語り継が「エンリィも来ればいんじゃね?」

「…………」

振り向くエンリィ。

龍太郎が素知らぬ顔をして言う。

「エンリィもクリスマステロ参加して、楽しめばいいじゃねぇか。美味いもん多いし綺麗所も大勢いるし、コスプレ部の連中も皆来るし、楽しいぜ?シルフィア先生に衣装も作ってもらったんだろ?」