「あとはイヴまでにプレゼント準備するだけだねぇ」

ケラケラ笑いながら言った遊里は。

「…………」

珍しく無言になって、ハタと考える。

「プレゼント買うお小遣い残ってないや♪」

てへぺろ。

クリスマステロの招待状を貰ったその日に、当日に備えてお洒落衣装を新調してしまった為、すっかりお小遣いを使い果たしてしまったのだ。

自分の事しか考えていない。

流石小猿、自己中心で愛を叫ぶ女。