龍太郎一味のご無体な学園生活

「なかった!なかったよ!」

慌てて手を振るアルベルト。

「神に誓って、僕は愛といかがわしい行為なんてしてないよっ?どういう訳か愛の部屋に上がり込んで、帰らないだのここで寝るだの駄々を捏ねたのは認めるけれども!」

「そのまま愛さんを組み敷いて、抵抗できない彼女をああもこうも…」

「してないっ!してないよっ?何だいその悪魔のシナリオッ?」

意外と小岩井腹黒いなと思わされる瞬間である。

相談する相手を間違えたかなと僅かに後悔するアルベルト。