龍太郎一味のご無体な学園生活

「あらら、ここの板が割れてますね」

破損した箇所をまじまじと見る雪菜。

「誰が壊したんでしょうね、龍太郎君辺りですかねぇ…全くもう」

プクッと頬を膨らませる雪菜。

「こんな事するから小岩井さんの仕事が増えちゃうんですよ」

「……」

実はそのベンチは小岩井が処刑人の剣を突き立てて壊したんですが(前章参照)

「まぁいいです、チャチャッと直しちゃいましょう」

釘を当て、金槌を手にして、振り下ろした雪菜は。

「いったぁあぁぁあいっ!」

お約束通り自分の指を金槌で叩いた。

鉄板のボケである。