「という訳でっ!」
何が、という訳なのだろう。
オロオロする小岩井を隅に追いやって、雪菜は用務員の仕事を半ば強引に強奪する。
「ふむふむ、この空き缶の入った袋を、ゴミ置き場に持っていけばいいんですね?」
腰に手を当て、ゴミ袋を見下ろす雪菜。
「ふんっ」
片手にひとつずつ、計二つを持ち上げようとするものの、当然彼女の力では持ち上がらない。
雪女は怪力系の人外ではないのだ。
「あの…雪菜さん…ひとつずつ持っていった方が…」
「そう!私も今そうしようと思っていたとこなんですっ」
決して気付かなかった訳じゃないですよと言わんばかりにまくし立てる雪菜。
一つ持ち上げた所で。
「あ、それから…」
小岩井が告げる。
「ゴミ置き場には骸骨妖怪の溝出さんが居座っているかもしれません…」
「骸骨妖怪怖ぁあぁあぁぁいっ!」
いや君も妖怪だろう、と久々のツッコミ。
何が、という訳なのだろう。
オロオロする小岩井を隅に追いやって、雪菜は用務員の仕事を半ば強引に強奪する。
「ふむふむ、この空き缶の入った袋を、ゴミ置き場に持っていけばいいんですね?」
腰に手を当て、ゴミ袋を見下ろす雪菜。
「ふんっ」
片手にひとつずつ、計二つを持ち上げようとするものの、当然彼女の力では持ち上がらない。
雪女は怪力系の人外ではないのだ。
「あの…雪菜さん…ひとつずつ持っていった方が…」
「そう!私も今そうしようと思っていたとこなんですっ」
決して気付かなかった訳じゃないですよと言わんばかりにまくし立てる雪菜。
一つ持ち上げた所で。
「あ、それから…」
小岩井が告げる。
「ゴミ置き場には骸骨妖怪の溝出さんが居座っているかもしれません…」
「骸骨妖怪怖ぁあぁあぁぁいっ!」
いや君も妖怪だろう、と久々のツッコミ。


