「お陰で元気出ました」

喜屋武は微笑む。

「励まして頂いたお礼に、今度何か美味しいものでも作って拓斗さん家にお届けしますね、転移魔法で」

「え゛」

橘邸の窓を突き破って、アツアツの料理が突っ込んでくるぞ。

拓ちゃん、逃げてっ。