ブラック・ドッグが嗅ぎ当てたのは雛菊の匂い、しかし持ち主は喜屋武だったという事だ。

「そのヒモビキニは喜屋武さんの物だったのか…」

何だか衝撃の事実、といった表情で呟くウェスタに。

「い、言っておきますけど!一度も着た事ないですから!こんなハズカシーの!」

喜屋武は隠すように手の中でヒモビキニをクシャクシャと丸める。

「し、しかし…雛菊に貰った以上はそれは君のものな訳で…」

「そ、それはそうですけど…」

「か、感心せんな…そんな破廉恥なものを…君のようなうら若き乙女が…」

「き、着ませんよっ!着る訳ないじゃないですか!ウェスタ先生不潔です!」

「な!何故私が不潔だというのだ!私はあくまで一般論としてだな…」

何だかしどろもどろの喜屋武とウェスタ。