女の子の下着なんて嗅がされちゃって、ブラック・ドッグもどこか気まずそう。

しかし、主であるウェスタの命令だ。

忠実な僕であるブラック・ドッグは、文句一つ言わずに命じられた任務を実行する。

ヒモビキニの匂いを覚え、その上で鼻を鳴らす。

人間には嗅ぎ取れない微細な匂いをも、ブラック・ドッグは素早く嗅ぎ当て。

「こっちか」

彼の走り出した方向に、ウェスタと拓斗はついて行った。