「はい、背中綺麗になったよ~」

ザッと湯で泡を洗い流す雛菊。

「ど、どうも…有り難うございます…」

「はい、じゃあ次は前ね♪」

「ま、前っ?」

ギョッとする秋帆。

「だ、大丈夫ですよっ、前は自分で洗えますからっ」

「何恥ずかしがってるのぉ?私洗うの上手だよぉ?龍太郎も全身洗ってあげてんだから」

「小学校に上がる前の話だろうがっっっ!誤解を招く発言するなっっっ!」

小夜にジト目で睨まれ、速攻ツッコむ龍太郎。