龍太郎一味のご無体な学園生活

瑠璃一味の攻撃が、一切通用しない。

「おいおい、天神学園のレベル落ちたんじゃねぇのか?」

溜息をつく不審者。

と。

「なになに、何やってるの!」

校舎の方から一人の女性が走ってきた。

黒髪ロング、色白、華奢な体つきだが、出るとこは出てる。

「あっ、先生!」

めのうが声を上げた。

「先生、不審者ぁっ」

「変なのが入ってこようとしてるぅ」

口々に言う瑠璃と鬼龍。

彼らの指差した先を見て。

「……来るんなら約束の時間に来てよねぇ…龍太郎君」

その女教師は溜息をついた。

「悪ィ、小夜」

言う割に悪びれもせず笑う不審者、龍太郎。