龍太郎一味のご無体な学園生活

天神学園。

その初等部校庭の真ん中で、二人の少年が対峙している。

一人は帯刀し、一人はホルスターに拳銃。

どちらも小学校低学年くらいで、まだ背丈が足りないせいだろう。

互い得物を持て余しているように見える。

それでも。

「今日こそ決着つけてやる、瑠璃!」

「生意気言うなっ、霸龍闘!」

両者は素早く得物を抜き放つ!

真剣と実銃。

普通の学校ならば考えられない事だった。