龍太郎一味のご無体な学園生活

「む…無理言ったら駄目だよ遊里ちゃん…」

そう言う七星も目が赤い。

「七星ちゃん、遊里ちゃん、元気でね…」

ぎゅうっ、と二人を抱き締める小夜。

「小夜先輩絶対遊びに来てね?いっぱいいっぱい遊びに来てね?」

涙やら鼻水やら、遊里の顔はもうグシャグシャだ。

「うんうん、大学部はすぐ近くだもん、いつでも逢えるよ」

こんなに泣かれてしまうと貰い泣きしてしまう。

小夜も瞳がウルウルしている。