「手間かけんな誠一郎テメェッ！」

怒鳴る龍太郎。

「…………」

頬を押さえ、俯く誠一郎。

そんな彼の肩に手を回し。

「いいかてめぇらよく聞けよっっっっ！」

龍太郎は屋上から、眼下の天神学園生徒達にがなる！

「誠一郎は今日から龍太郎一味の仲間になる！」

「え゛」

そんなん聞いてないよとばかりに龍太郎の横顔を見る誠一郎。

それでもお構いなしに。

「コイツの陰口叩くって事は、俺の陰口叩くって事だ！コイツを悪く言うって事は、龍太郎一味全員に喧嘩売るって事だ！誠一郎を一瞬でもムカつかせてみろ！俺と老師と学園長が三人がかりでフルボッコにした挙句、小岩井さんに頼んで魂を刈り取ってもらうっっっ！」

メチャクチャだ、この人。