龍太郎一味のご無体な学園生活

「雄々々々々々々々々々っっっっ!」

龍太郎は吼える!

全てを震わせ、萎縮させ、行動不能にさせる臥龍の咆哮!

天空も大地も震動させ、肉体どころか魂さえも震えさせる雄叫び!

その咆哮に触手さえもが自由を奪われる。

「誠一郎から離れろ、クッセェ悪霊野郎が!」

龍太郎は右掌を誠一郎に向ける。

左手は右腕に添え、腰を低く落とし、踏ん張るような姿勢。

タイマントーナメント決勝で見せた、あの構えだ。