龍太郎一味のご無体な学園生活

血混じりの唾をペッと吐き出す龍太郎。

「自分の人生だろうが!何で他人に左右されにゃならんのだ!ましてや運命だの宿命だの、そんな目に見えねぇもんにどうこうされてたまるかってんだ!運命?宿命?何様だってんだ畜生が!運命や宿命がナンボのもんだゴルァッ!」

酷く激怒する龍太郎。

校庭で見ている生徒達の中には、何怒ってんだアイツ?と思っている者もいるだろう。

…しかし今、龍太郎は誠一郎を自分と照らし合わせている。

やり場のない憤りに支配されていた中学時代、臥龍という他人にはないものを背負っていた自分と、誠一郎を。