龍太郎一味のご無体な学園生活

痛みが消えない。

僅かに身を捩るだけで、突き抜けるような痛みが伴う。

それでも。

「んぎぎぎぎ…」

龍太郎は上体を起こす。

「じ…邪魔しなければ見逃してやるってか…随分と上から目線じゃねぇか、誠一郎よぉ…」

「……」

冷ややかに龍太郎を見る誠一郎。

龍太郎は続ける。

「そうやって支配者気取りで…他の連中はてめぇの顔色見ながら天神学園で生活していけってか…それじゃあてめぇの兄貴と同じじゃねぇか」