龍太郎一味のご無体な学園生活

「学園長の仕事って、もしかして結構暇なんですか…?」

廊下の先。

複数の触手を従えた誠一郎が立っていた。

相変わらずの前髪に隠れた視線。

「……」

アルベルトの眼鏡越しの瑠璃色の瞳が細まる。

「人質っていうのは上手くないね…一気に悪者感が漂う…君は独自の『正義』の下に力を振るうんだろう?なら人質はよくない」

「独自の正義は掲げますけど、ヒーローになる気はありません。手段は選ばないつもりです」

誠一郎は愛を解放する気は更々なかった。