「埒があきませんね」
誠一郎の背後。
ゾワリと何かが蠢く。
薄暗い体育館の中で、その『何か』だけが一際黒く際立って見えた。
うねるように、のたうつように、ウゾウゾと身を捩じらせて鎌首をもたげる影…。
「昔、この学園で生徒と教師の対抗戦があった時に、教師のお一人が仰ったそうですね…『意見を違えた時は、如何に生徒と教師といえど、時には腕っ節で勝負しなければならない時もある』って…」
「……」
小岩井の右手に、いつの間にか処刑人の剣が顕現する。
「…辻神 誠一郎、その憑依する怪異を生者の世界で力を振るう『悪しき存在』と認定…強制的に在るべき世界へと送り返す権限を行使します」
誠一郎の背後。
ゾワリと何かが蠢く。
薄暗い体育館の中で、その『何か』だけが一際黒く際立って見えた。
うねるように、のたうつように、ウゾウゾと身を捩じらせて鎌首をもたげる影…。
「昔、この学園で生徒と教師の対抗戦があった時に、教師のお一人が仰ったそうですね…『意見を違えた時は、如何に生徒と教師といえど、時には腕っ節で勝負しなければならない時もある』って…」
「……」
小岩井の右手に、いつの間にか処刑人の剣が顕現する。
「…辻神 誠一郎、その憑依する怪異を生者の世界で力を振るう『悪しき存在』と認定…強制的に在るべき世界へと送り返す権限を行使します」


