龍太郎一味のご無体な学園生活

現在はどこのクラスも体育の授業をしていないのか。

体育館に人はおらず、閑散としている。

灯りすら点いておらず、薄暗い体育館の中。

その真ん中に。

「……」

誠一郎は立っていた。

まるで小岩井がここを訪れる事を予見していたかのように、彼が扉を開けた途端に視線が絡み合う。

「誠一郎さん…貴方も授業をサボタージュするのはよくない…」

「……」

小岩井の言葉にも無言を貫く誠一郎。

前髪に隠れた視線のせいで、思考は読めない。